2012年9月24日月曜日

魔法―その歴史と正体(世界教養全集20)



K.セリグマン著 平田 寛/訳 平凡社 1961年
初版 シミ・ヤケ 函イタミ・シミ有

まず、この函の絵に魅かれました。
中をペラペラとめくると、資料として集めにくい 大量の図版が載せられています。
それを眺めるだけでも十分に見応えがあるのですが、内容も魔術の歴史から錬金術・悪魔・魔法・呪術・儀式そして占星術や手相術までのたくさんの内容を簡潔にまとめてあるので、もともと知識の乏しい私も楽しく読めました。そして箇所カ所に様々な歴史上の書物や著名人の言葉が添えられているのも興味深く感じました。


− 私の書物は、私がこの世から去った後の方が、私の生存中よりもいっそう役だつだろう −(ノストラダムス)
− 言葉は虚空の中へは落ちず −(『光輝の書』 文字の呪術より)


ちなみに函の表紙の図は「隠された宝物を指摘する悪魔」、だそうです。





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